2012年02月21日

review:鎌田友介 "D Structure"《1/21、2/2》

review:鎌田友介 "D Structure"《1/21、2/2》

鎌田友介 "D Structure"
児玉画廊|東京
東京都港区白金3-1-15-1F
03-5449-1559
1/21(土)〜2/25(土)日月祝休
11:00〜19:00
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Yusuke Kamata "D Structure"
Kodama Gallery,Tokyo
3-1-15-1F,Shirokane,Minato-ku,Tokyo
03-5449-1559
1/21(Sat)-2/25(Sat) closed on Sunday,Monday and national holiday
11:00-19:00



昨年のTWS本郷と京都での個展を経て、さらに同時期にshiseido art eggでも展示を行う鎌田友介さん。そのバイタリティにはただただ感服する次第なのですが、今回のこちらの個展ではこれまでのひとつの空間にひとつのインスタレーションという展開から、このスペースの複雑な壁面と床面の構造を考えてか、さまざまな展開のバリエーションを提示し、それらひとつひとつが、既発表・新展開の如何を問わず現在時点での最進化形が出現しているような印象で、さらにそれらの可能性に向かう期待も強烈に高まらせてくれるのがとにかく痛快です。

展覧会のタイトルを拝見して、この先頭に据えられているアルファベット「D」は、「Dimension」の頭文字であるのと同時に何となく「Destroy」のそれをも現しているのかな、とほぼ確信に近い想像をします。それほどに今回展示されている各インスタレーションには何らかの破壊行為、もとい乱暴なアプローチがその制作行程に入り込んでいて、そのことのが興味深く思えます。過剰に動的、身体的なアクションが入り込んでいることでそれぞれが醸し出す気配にはアグレッシブさが色濃く反映され、重厚でアバンギャルドな雰囲気が全面に力強く押し出されているように思える次第。それでいて、そこからさらにある種の無機的で幾何学的、そして鎌田さんが以前より作品に投影されている二次元のパースを再び三次元に落とし込んでユニークな視覚的空間のイメージを導き出す展開もしっかりと取り入れられ、相当にユニークな空間が個々につくりあげられているのもイマジネーションに得難い刺激をもたらしてくれます。

壊す行為と構築していくこと、この逆進性がひとつの作品に投入されることで生み出される時間的なギャップも鎌田さんがつくりあげる世界観に大きく影響してきています。角材を折る、フレームに打撃を加えるなどのアプローチがそのままそれぞれの作品に持ち込まれて抑え難い刹那的な気配が濃厚に放たれ、それぞれの作品の空間としてのユニークさに備わる時間の流れのイメージにさらなる加速が促され、ぐんぐんとその世界へと引き込まれていくように思えます。そこに、より複雑な、また大胆な発展を遂げながら再構築がなされているのも実に見応えがあります。

個人的にはこれでもっと密度が上がっていくと相当にワクワクするように思えます。そして、おそらくはこれからよりいっそうのダイナミズムを獲得しながらその世界観を膨張させていくと想像できて、いっそうの期待感も高まります。



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posted by makuuchi at 10:00| review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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